
日本でも英語教育が重要視されている昨今、やっぱり私も娘にはバイリンガルに育ってほしいと自然と願うようになりました。
土台を大事にしたい
娘はアメリカ人の夫と日本人とのハーフ。
日本で生まれて3歳まで日本で過ごし現在はアメリカに住んでいます。
1歳から3歳までは保育園で過ごしましたが、現在は家庭保育、保育園にはまだ預ける予定はありません。
今は日本語9割、英語1割、といった感じで、英語で言われたことの意味は分かっているもののちゃんと返せない、という状態です。
こちらに引っ越してきて半年、テレビを見たりお父さんや祖父母との会話からどんどん英語を吸収している最中で突然英語で話したりしますが、
やはり日本語と混ざってしまったり、むにゃむにゃとあやふやになってしまったりしています。
よくバイリンガルにするには日本語と英語の環境を分けることがいいと聞きます。
例えば、学校では英語、家では日本語、という感じです。
子供の脳が混乱しないようにというのが理由です。
私が日本語で話したり英語で話したり混ぜてしまうと、子供もそういう話し方になってしまい中途半端になるのではないか、と思います。
それが悪いというのではありませんが、できれば綺麗な日本語、英語を話してほしいですよね。
夫は日本語がほとんど話せません。これから娘の学校が始まると、日本語のソースが私しかいなくなります。
そうなると今は日本語の比重が大きくても、いずれ英語での生活が主になり日本語を忘れてしまうのではないかということが心配です。
実際、周りのハーフの子を持つ親御さんたちはみなさん、アメリカで生活してると子供が日本語を忘れる、と口々におっしゃいます。
たとえお父さんが英語で話し、お母さんが日本語で話す、という風に分けていても普段の生活の比重が英語中心なら、必要ない日本語は忘れていってしまうようです。
だってお母さんも英語で話して分かってくれるし、というのもあるようですね。
(お父さんが日本人でお母さんが外国人の場合も状況は似ているようです)
以前テレビで同じような環境で育ったハーフの方が、英語も日本語も流暢に話せるように育ったけれど、人との交流が苦痛になることがある、と言っていました。
限られた脳の言語を司る部位に、普通なら1つの言語でいいものを2つも詰め込んでしまうので他の方面で負担がかかっているのではないか、といった話でした。
また、両親がそれぞれ違う文化の家庭だったり複数の国を行ったり来たりして育つとアイデンティティが分からなくなる時期がくる、ともよく聞きますよね。
所説あるとは思いますがバイリンガルに関して一つ思うことは、どっちも中途半端になるよりも、
どちらかがネイティブ、もう一方が普通に生活できるレベルならいいのかな、ということです。
どちらかを土台にして、もう一方をあとからでもいいとしたら、土台にするべきはやはり日本語だと思います。
理由はもし将来娘が日本語を忘れてしまった時、日本語を教えられる自信はないからです。(汗)
英語は、日本で生まれ育って20歳を過ぎてから英語を学び始めた私だってなんとかしゃべれるし、英語の方がルールがハッキリしていて説明しやすいのでは、というのもあります。
友人の旦那さんにメキシコ人とアメリカ人のハーフという人がいます。
彼はスパニッシュを話すメキシコ人として生まれ、小学生の頃にアメリカに引っ越してきたそうです。
現在日本人の友人との間に子供が生まれたのですが、子供の言語について話した時、
「答えは簡単だよ、英語は簡単な言語だから日本語を先に覚えさせるといい」と言っていたそうです。
その友人のご家庭でも、日本語を土台にする、と言っていました。
結局まだいい方法や結論は見つかっていませんが、とりあえず、うちではこれを守ろうと決めました。
- 現地の英語の学校に通うようになったら、週末だけ日本語補習学校に通わせる(英語圏在住の似たようなご家庭はほとんどこの方法ではないでしょうか)
- お父さんは英語、お母さんは日本語、と統一する=両方中途半端にしない
- 今できている日本語の土台を崩さないように時々私が家でも日本語を教える
やっぱり一番大事にしたいのは、日本語の土台を崩さないこと。
ありきたりな方法ばかりかもしれませんが、もしこれから生活していて気付いた点やいい方法が見つかれば、またブログでもシェアしたいと思います。
親としてどんな場面でもサポートしてあげられるよう、今からいろんな知識を身に着けていきたいと改めて思いました。
同じような悩みを持つ方、いい方法があったら教えてくださいね。