アメリカの卵は生で食べない方がいい?

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raw egg
       

日本人ならみんな大好き、卵かけご飯。アメリカにいても時々無性に食べたくなります。

アメリカの卵は生で食べても大丈夫なのか?を今回は調べてみました。

アメリカの卵は危ない?

アメリカに引っ越してきた当初、知り合った日本人に”ここの卵は危ないらしいから生で食べない方がいいよ”と教えてもらってびっくりしました。

私の大好きなごはん、たまごかけご飯♪

時々無性に食べたくなりますが、アメリカでは食べれないの?

そういえば賞味期限がやたら長いし、なんか新鮮じゃない味がするし。。

アメリカ人も日本人も、みんな大好きな卵料理。

体に入るものですので安全なのは当たり前ですよね!

そこでちょっとだけ調べてみました。

eggsinamerica

 

昔のアメリカではサルモネラ菌による食中毒が多く卵の生食は禁止だった

アメリカでは1990年代頃まで、卵の生食はサルモネラ菌による食中毒の主な原因として禁止している州もあったそうです。

養鶏場の衛生状態が悪いことが原因だったそうですが、これを改善するため卵を低温殺菌して出荷する生産者も増えてきているようです。

現在は感染数は減り、卵がサルモネラ菌に感染している確率は3万分の1個だそうですが、未だに”卵はそもそも生で食べるものではない”という概念が根付いているようで、生食する人は私の周りにはあまり見かけません。

夫も初めて私のたまごかけご飯を見た時びっくりして、大丈夫なの?と聞いていましたw

今では半熟卵や目玉焼きの半生の部分も好んで食べています。

減ってきたとは言っても確率はゼロではないですので、卵の買う時には気を付けて買うようにしましょう。

 

アメリカの卵の種類

アメリカで売っている卵にはグレードの表記や種類がいろいろとあります。

Grade AA, A, B

このグレードは、卵の中の状態で決められているようです。(USDAより)

  • AA:白身が濃く固い、黄身が厚く高さがあり丸くて欠点がない、清潔で割れていない殻
  • A  :白身が比較的固い、黄身が高く丸くて欠点がない、清潔で割れていない殻
  • B  :白身が薄め、黄身が平たく横に広がっている、殻は割れていなくてもシミがある、通常はリキッド、冷凍&ドライ製品に使われる

さらに、抗生物質がエサとともに与えられているようです。

Cage free eggs

Cageとは檻のこと。鶏を飼う時によく使われている小さな檻に入れず、広めのスペースで飼われた鶏の卵であることを示すようです。

檻にいれないことによって鶏が歩き回れるのでストレスが減り、いい卵ができる、ということでしょうか。

たまに、卵を割ったら少しだけ赤い血が混じっていることがありますよね。あれは鶏が卵を産む前に何らかのストレスがあり、毛細血管が破れた結果血が混じったということですので、ケイジフリーはそれが少なそうですね。

こちらも抗生物質が大豆由来のエサとともに与えられているようです。

Free Range eggs

フリーレンジとは、飼われている鶏たちを檻や小屋から外に出したりして育てた鶏の卵のことのようです。こちらも同じく、抗生物質と大豆/穀物のエサとともに与えられているようです。

でも外に出されるのが例え一日に数分しかないとしてもこのFree range として売り出すことができるそうで、この表示があるからと言って鶏のストレスが極端に少なく新鮮な卵なのかの判断にはならないかな、と個人的には思います。

Organic eggs

このタイプは一般的にはケイジフリーで育てられ、オーガニックフードをエサとして育った鶏の卵を示すようです。

鶏を成長させるためのホルモン剤や抗生物質、ワクチンなどを使わないで育てるようですので、他の卵より科学的な影響がない分は安心と言えそうですね。

Pasteurized eggs

この卵は、60℃の温度下に3分半置かれることによって低温殺菌された卵のことのようです。この低温殺菌された卵には丸の中にPという文字の入ったスタンプが押されています。

現在はこの低温殺菌は義務ではなく生産者の意思でされているそうですが、残念ながら私の近所ではあまり見かけません。

アメリカのたまごの中で一番安全で安心して生でも食べられるのはこの低温殺菌されたたまごのみのようですね。

番外編:卵の白身だけ、中身だけ

アメリカ人の中には、卵の白身は好きだけど黄身はきらい、という人が結構います。

理由は人それぞれかと思いますが、私はこれを初めて知ったときびっくりしました。

白身のみのもの、全卵のものと2種類あるようですが、中身だけが紙パックに入って売られています。

それにしても中身だけが紙パックに入っているって、賞味期限は大丈夫なんだろうか? と思ってネットで調べてみると、取り出した中身はきちんと殺菌されているので大丈夫だと書かれていました。

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左が全卵、右が白身だけの紙パックに入ったたまごです。

 

卵の賞味期限 日本vsアメリカ

日本にいた時、卵の賞味期限って大体1週間から10日くらいってイメージがあったのですが、アメリカの卵はなんだか賞味期限が長いような気がする。

どんな基準で定められているのか、簡単に調べてみました。

日本の卵の賞味期限

日本では卵の賞味期限を設定する際、「生食できる期限」ということを基準に安全に食べられる期間として設定しているそうです。

  • 夏期(7-9月) 採卵後16日以内
  • 春秋期(4-6月、10-11月) 採卵後25日以内
  • 冬期(12-3月) 採卵後57日以内

日本卵業協会HPより引用

保存方法は10度以下で冷蔵保存。

日本国産のたまごは飼料安全法により、抗生物質、抗菌製剤の使用は認められていないためこれらの物質は含まれておらず、安全が保障されている、とありました。

さすが日本!安心してたまごご飯が食べられますね♪

 

アメリカの卵の賞味期限

アメリカの卵のパッケージには、何種類かの数字の記載があります。

USDAのHPによるとその中に3桁の数字で示されたものは、卵をパッケージに入れた日という意味のコードだそうで、1月1日を001とし、12月31日を365と記載するようです。一瞬考えてしまいますね。

賞味期限という意味の記載は、”EXP”これはExpiration dateの略ですね。

その他にも”Sell by(この日までに売りなさいという期限)”や”Best before / Best if used before (この日までに使われるのがベストです)”という記載が見られます。

この賞味期限の設定は、EXPとSell byと記載する場合は”パッケージに入れた日から30日以内”、Best beforeと記載する場合は”パッケージに入れた日から45日以内”ということでした。

その他のネットでの情報では、新鮮なたまごはパッケージに入れられてから66日は食べられる、と記載されていたり、大体パッケージに入れられてから3-5週間は食べても大丈夫、というような見解が多いように見られます。

いずれも、理想的な保存方法は10度以下の冷蔵保存というのは日本と変わりませんでした。

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近所のスーパーに売っているたまごの賞味期限記載の写真です。

こちらの生産者は”Best by”の表記を使用しているようですね。

その上段の右側の方に、”031”と書いてあるのが見えますでしょうか?おそらくこれがパッケージされた日だと思われます。

31日目ということは、パッケージに入れられた日は1月31日ということになります。

この記事を書いている現在は2月28日、この時点でもう一か月も経っています。

さらに3月16日までがベストの状態で食べられる、ということになりますね。

ちなみに、採卵されてからパッケージに入れられるのは数日ほどという情報も目にしましたので、パッケージに入れられた日から数えるのが新鮮さを図るのに目安になりますね。

 

たまごが古いかどうか見分ける方法

いつ買ったのか分からないような古いたまごは食べないに越したことはないですよね。

でも大丈夫かどうかを見分ける方法もあるようですので、ご参考までに。

たまごを水に入れてみて、浮いてきたらそのたまごは採卵されてから3か月以上経っている、ということらしいです。

新鮮なたまごは、とがっている方を下にして沈んだ状態とのこと。

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うちにあったたまごで試してみました。完全には立たなかったけど、沈んでいるということは比較的新鮮なようですね。

この方法は簡単にたまごが食べられるかどうか分かりますが、頻繁にやることはおすすめできません。

理由は、たまごの殻は水がつくと中まで浸透し中身と混ざって雑菌が繁殖する恐れがあるからだそうです。

そしてもう一つの注意点は、この方法は100%ではなく中には腐っていても沈むたまごもあるそうなので、やっぱり割って見るのが一番ではと思います。

 

まとめ

食品の管理や検査など、厳しすぎると言われる日本で育った私たち日本人は”食べ物は安全で当たり前”という感覚がありますよね。

アメリカに来ると、たまごの他にもスーパーで売ってるパンや牛乳なども賞味期限が日本のより長いので、この差にびっくりします。

結論として、

  • アメリカの卵は安全だけどなるべくなら生で食べない方がいい
  • 賞味期限はパッケージされた日を見て買うようにする
  • できればPのマークがついたたまごが安全(ただあまり見かけません。。)

といったところでしょうか。

買う時の注意点

もうひとつ初めて見た時に衝撃だったのが、買う前にパッケージを開けて確認することです。アメリカのたまごのパッケージは中身が見えない素材で作られていることが多いので、たまごが割れていないかをチェックしてから買います。割れているのが混ざっていて放置されるとそこから雑菌が繁殖してしまいます。割れているたまごは結構な確率であるので気を付けましょう!

egg

いかに日本の食材が新鮮で安全に考慮されているのかが改めて分かりました。

日本を離れてはじめて気づくことが多く、いろんな面でありがたさに気が付きます。

アメリカの食材は上手に使って健康を維持していきましょう!

 

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